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■体内で生まれたサビは広がっていく
老化や生活習慣病など、体にダメージを与えるのが「活性酸素」。
活性酸素は栄養がエネルギーに代わる問いは紫外線を浴びた時など、体内で常に発生し、一定のペースで消去されています。
活性酸素がやっかいなのは、様々な物質とくっつきやすく、その物質を悪玉因子に変えてしまうことです。
たとえば脂質で作られている細胞膜が活性酸素と結びつくと、過酸化脂質という物質に変化します。これが「サビ」なのです。
細胞膜がサビてしまうと、その細胞の働きが低下するだけでなく、周囲の細胞膜が次々とサビついていきます。
人体には60兆個の細胞があるそうですが、サビがどんどん広がり、取り除くことができなと老化が進んでしまうのです。
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■生活習慣や加齢が活性酸素を増やしてしまう
私たちは活性酸素から逃れることはできません。取り込んだ酸素の2％は活性酸素に変わってしまします。
また、紫外線を浴びた時や食事の際の栄養が酸素を使うため活性酸素が大量に発生します。
しかも、現代には活性産を生み出す発生源が多くあります。飲酒、喫煙、ストレス、車の排気ガス、電磁波など、例を挙げればきりがありません。
年齢も原因の一つ。活性酸素を消去する能力のピークは18歳ごろ。20歳を過ぎたころから消去する能力は落ち始め、40代になると活性酸素の悪影響が目立ってきます。50歳以降は老化を実感するあけでなく、病気にもかかりやすくなってしまうのです。
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■シミ・シワだけじゃない
活性酸素には有益な面もあり、細菌やウィルスが体内に入った時、退治する働きをしてくれます。しかし、その力が自分の体に向かうと、老化や病気を引き起こす原因となってしまうのです。
例えば、紫外線を浴びると、皮膚に大量の活性酸素が発生します。そして皮膚の弾力性を支えているコラーゲンの繊維を切り割いてしまいます。
そうなると、皮膚は弾力を失い、新陳代謝のサイクルも乱れてしますため、シミやシワもできやすくなってしまうのです。
またコレステロールの場合は、活性酸素と結びつき、酸化コレステロールに変化します、酸化コレステロールは周囲のたんぱく質の性質を変え、細胞同士を密着させて
その影響で動脈硬化などが起こりやすくなります。肥満や糖尿病、白内障なども活性酸素が関係していると言われています。
■40代になると活性酸素の影響がいたるところに
・紫外線で発生した活性酸素が目を攻撃
・シミやシワなどの誘因に
・酸素を多く使う脳はダメージも大きい
・血行不良による疲労や痛みを感じやすくなる…
■アスタキサンチンを積極的に摂ろう
体内で発生している活性酸素もすぐに悪さはしません。
活性酸素に対抗する体内の抗酸化物質が活性酸素を除去しているからです。
若いころは抗酸化物質も多く、そう簡単には活性酸素には現れません。
しかし、加齢とともに抗酸化力は落ち、中高年以降は低下のスピードも加速。
そこで大切になるのが、意識的に抗酸化物質を補うこと。
特に強力な抗酸化作用をもつ成分として注目されているのが、「アスタキサンチン」です。
アスタキサンチンは、活性酸素の中でも毒性の強い一重項酸素に対し、ビタミンEの100倍上の抗酸化力を発揮するという報告もあります。
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