■良い印象を与えるのは「笑顔」と「明るい声」
面接における第一印象で好印象を与える手立てとして、最も簡単かつ効果がある手法があります。
それは「笑顔」です。
人類は進化の過程で知らない人と会うと敵対して緊張してしまう性質があると言われています。「笑顔」はその緊張を解くのに非常に有効な手段なのです。
これを実践しない手はありません。面接室に入ったその瞬間から笑顔を心がけたほうが相手に良い印象を与えられるはずです。
人は会話中に相手が自分に好意を持っているかを測ります。その好意を測る材料が表情なのです。
例えば、無表情で「好きです」と言われても嬉しくもなんともないでしょう。
面接も同じ。どんなに意欲があっても表情が乏しければ、あなたの意欲は面接官には伝わりません。
話す内容も重要ですが、印象を大きく左右するのは表情であることは意識しよう。
手の動きも意外と重要です。話の内容を強調したい時、また自信をアピールしたい時には握りこぶしを作ると効果的。
■面接官も褒められたい
面接では相手の話を受け入れている姿勢が重要です。うなづくだけでなく、「そうなんですね!」など積極的に相づちを打った方が良いです。
特に面接の場合、「さすがですね」という相づちが効果大。さすがですね、という相づちは相手をリスペクトしているからこそ出るフレーズ。人間は誰しも尊敬されたい気持ちがあります。さすがですね、はそういった欲求を満たすと言えるでしょう。
しかし、おべっかと取られないか?という不安もあるでしょう。しかし、人間は褒められたいという欲求は強いので、そうはならないのだそうです。褒められて嫌な気持ちになる面接官はいません。逆に「この人は我が社のことをよく分かっている」と好印象を持たれるはずです。
■緊張は面接官に好印象を与える?
意外なことに、緊張は面接官に好印象を与えるといいます。
緊張するということは、相手を重要視しているということ。それは面接官に伝わるので、緊張しても良いのだそうです。意外と緊張でうまく話せなかった面接は通って、ベラベラと話しまくった面接は落ちるということも多いものです。
■面接は最後が大切
面接は最初も肝心だが、最後も大切です。
人は最後に見たこと、聞いたことが強く印象に残ります。どんなに面接がうまくいったとしても、最後の挨拶がいい加減だったりするとそれまでの良い印象が台無しになります。
■面接が終わったら
面接が終わったら、「ありがとうございました」と一礼する。ドアの前でも「失礼します」ともう一度一礼する。案外忘れがちなのでは、椅子をテーブルの下に入れること。これを忘れると雑な印象を与えてしまう。
面接が終わるとホッとしがちだが、最後まで気を緩めずにいこう。